医院ブログ

歯科衛生士によるマウスピース矯正の洗浄・お手入れ方法をご紹介

当院でも非常に人気な、目立たない矯正装置のマウスピース矯正や、歯を守るためのナイトガードなど正しくお手入れをしないと臭いや着色の原因になりマウスピースの中で菌が繁殖してしまうことも。現役歯科衛生士による正しいお手入れ方法と使用方法をお伝えいたします。

何故マウスピース矯正の洗浄・お手入れが必要か


お口の中は細菌が約300~700種類生息しているといわれています。歯ブラシで歯をしっかり磨いていても細菌は私たちのお口の中に常にいます。歯ブラシをしていないお口の中には、更に多くの細菌が住み着き、歯周病や、歯肉炎といったお口の中のトラブルの原因になることも。そんな菌が沢山常在するお口の中に長時間装着するマウスピースにも、目に見えない細菌が沢山付着します。お口のケアはもちろんのこと、マウスピースのお手入れは必要になります。
マウスピースのお手入れを怠ってしまうと、いくら歯ブラシできれいに歯を磨いていても、マウスピースをお口の中に装着する際にマウスピースに付着した菌が歯に移行します。マススピースを着用することは、お口の中だけでなく、マウスピースの両方ともを清潔にするためのお手入れが必須となります。
長時間付けっ放しのマウスピースはお手入れが必要なことはご理解いただけましたでしょうか?

正しいお手入れ方法と使用方法


正しいお手入れについてご説明させていただきます。
1、マウスピースは必ず外すたびに洗い、洗浄剤を使用する。
マウスピースは取り外し毎に、流水下で歯ブラシでやさしく磨き、2−3日に1回はマウスピース用の洗浄剤で洗浄することをおすすめします。洗浄剤は消臭と除菌効果がありますので使用することが望ましいでしょう。
2、歯磨き粉は使用しない。
歯磨き粉には研磨成分が含まれており、マウスピースに目に見えない傷を作ってしまい細菌の繁殖の原因になります。歯磨き粉は使用せずにで歯ブラシで優しく磨きましょう。中性洗剤を使って指で優しく擦ることもおすすめです。
3、使用しないときにはよく乾燥させる。
マウスピースを外す時間がある場合はマウスピースをよく洗い清潔な場所で乾燥させてから保管しましょう。想像してみてください。半乾きのTシャツは生乾き臭がします。理由は細菌の繁殖になります。菌が住みにくい環境を作ることがとても大切です。

正しい使用方法

正しい使用方法を守ることはマウスピースを清潔に保つことにつながります。クリニックで正しい説明を受け、わからないことはその都度確認するといいでしょう。

正しいお手入れと使用方法を理解することが大切

マウスピースを誤って使用してしまうことは、虫歯や歯周病といったお口の中のトラブルのリスクを上げてします恐れがあります。正しく使用して、お口の健康を守りましょう。当院ではマウスピース矯正にも力をいれておりますので、お気軽にご相談頂ければと思います。

関連記事

2023年8月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031