上下の歯をに閉じた時に、上顎の歯のかみ合わせが深い症状を過蓋咬合(かがいこうごう)といいます。
過蓋咬合は、見た目の歯並びが綺麗に並んでいるケースも多いため、咬み合わせの異常に気づきにくい不正咬合です。

目次

  • 過蓋咬合の原因
  • 過蓋咬合の基本的な治療法
  • 過蓋咬合の小児矯正症例
  • 町田市で過蓋咬合治療をご検討中なら

過蓋咬合の原因

強い食いしばりや悪癖・悪習慣

過度な食いしばりや唇を噛む・頬杖をつく・指しゃぶりなどの悪癖・悪習慣によって、歯並びや咬み合わせのバランスが崩れ、過蓋咬合になる場合があります。

歯や顎のバランス

下顎が正常に発達しない場合や上顎が過度な成長をした場合、または前歯が長かったり、奥歯の高さが足りなかったりすることで過蓋咬合になります。

治療放置の影響

奥歯の治療を放置して深く噛み締めた状態が続くと、過蓋咬合を発症させてしまうケースもあります。年配の方に多いです。

過蓋咬合の基本的な治療法

過蓋咬合(咬みあわせが深い)の矯正治療では、奥歯部分の咬み合わせを調整しながら、前歯の傾斜や位置・バランスを正して、前歯部分の歯並び・咬み合わせを整えていきます。

必要に応じて、歯茎側に歯を押し込む「圧下」という処置をインプラントアンカーを用いて正常な状態へ導きます。骨格的な影響が大きい場合には、外科処置を併用して過蓋咬合を改善します。

成人の過蓋咬合は難易度が高いため、じっくりと時間をかけて症状を緩和・改善していきます。圧下などの技術を要する処置の実施や抜歯の有無、外科処置が必要か否かで多少の変動はありますが、約2年~2年半位が治療期間の目安となります。

小児のうちから過蓋咬合の治療が行えれば、下顎の成長力を使用し、外科処置や抜歯を行なうリスクを軽減することができます。

過蓋咬合 小児矯正症例

過蓋咬合症例 永久歯抜歯なし

叢生治療症例

10代の男児です。歯の凸凹感を親御様が気にされて来院されました。乳歯がほとんど虫歯だったため、歯並びに悪影響が出ていた患者様でした。さらにはレントゲン写真で確認をすると、左上の永久歯がまっすぐ生えることなく、骨の中で横向きになっている等問題点が多いケースでした。傾いた左下の奥歯をまっすぐにして、その手前の永久歯のための隙間を作りつつ、左上の永久歯が出てくることをアシストするために乳歯を抜歯、その後かみ合わせを上げつつ埋まっていたはの位置を整え、かみ合わせを上げました。

 

年齢・性別 10代男児
治療期間 4年
抜歯の有無 永久歯の抜歯はなし
治療費 385,000円(税込)
備考 乳歯早期喪失、埋伏歯
リスク・注意点
・矯正治療後は保定をしなければ後戻りする可能性がある
・歯の移動に伴う痛みを感じる場合がある など

 

町田市で過蓋咬合でお悩みの方

町田KT矯正歯科では、患者さまが理解を深め、矯正治療に専念していただけるよう、矯正無料相談やセカンドオピニオンを実施しております。過蓋咬合、深い噛み合わせは小さなお子様のうちから治療を開始できれば、外科処置を実施するリスクを軽減することができます。患者さまに適した装置をはじめ、費用や治療期間についても詳しくご説明いたしますので、町田にて過蓋咬合(咬み合わせが深い)の矯正治療をご検討中の方はぜひ、当院までお気軽にご相談ください。