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ワイヤー矯正・マウスピース型矯正 それぞれの特徴を詳しく解説

皆さん矯正治療と聞くと、歯の表面に銀色のような細々した装置が装着されている(ワイヤー矯正)イメージを持たれる方がほとんどだと思います。一方で近年、無色透明でご自身で着脱するタイプ(マウスピース型矯正)の普及率も上がりつつあるのが現状です。どちらも優れているのですが、患者さん自身の向き不向きも関係してくるといえるでしょう。ここではそれぞれの特徴や違いを詳しく解説していきます。

ワイヤー矯正の特徴


歯の表面にブラケット装置を接着し、矯正用ワイヤーを使用しながら歯の並びを整えていくため固定式になります。歯を3次元的にコントロールすることができ、抜歯、非抜歯関係なく比較的どのような症例(難症例)にも対応可能です。歯科医師、歯科衛生士により治療が行われるため、約1ヶ月に1度しっかり通院さえしていただければ比較的順調に治療が進み、治療期間も短縮されるでしょう。またマウスピース型矯正や裏側矯正と違ってオーダーメイドが不要なので矯正治療の中では最も費用が抑えることができます。

マウスピース型矯正の特徴

マウスピース型矯正装置(インビザライン)|町田KT矯正歯科
歯の表面に装置を接着する作業がないためご自身で装置の着脱を行っていただきます。透明なマウスピースを使用することで歯の並びを整える、目立たない矯正方法です。段階を追ってオーダーメイドをし、いくつも制作していくことで最終的に理想の位置まで動かすことができます。但しマウスピース型矯正は歴史が浅いため治療可能な症例が限定されることもあります。

ワイヤー矯正とマウスピース型矯正の大きな違い


① 痛みを感じやすい→ワイヤー矯正は個人差はありますが、器具を装着した日から2~3日から1週間程度は痛みを感じやすいとされています。またお口の中が装置に慣れるまでは口内炎ができやすい場合もあります。

 ② 虫歯になりやすい環境になる→ワイヤー矯正は装置が装着されることにより歯が磨きづらくなります。そのため矯正用ブラシなどの補助的な清掃用具の併用と歯科医院での定期的なクリーニングが必要不可欠になります。

 ③ 決められた時間内での管理→マウスピースは1日20時間は装着し続ける必要があります。飲食、歯磨きの際には装置を取り外してからまたつける、という手間が1日数回はあるため、例えば外食の際にお店に忘れて来てしまった…などこのようなことがないように管理が必要になります。

ワイヤー矯正・マウスピース型矯正どちらにするか選ぶときのポイント


矯正治療期間はおよそ2~3年かかります。ご自身のライフスタイルも考慮することがポイントになってきます。やはり費用や審美性も大事ですが、前述の大きな違い①、②、③も参考にしてみるとよいでしょう。

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