
部分矯正
部分矯正はMTM矯正とも呼ばれ、歯並びの気になる部分に対してのみ治療を行う治療法です。
全顎の矯正歯科治療と比較すると短期間かつ費用を抑えて治療ができます。
「前歯の傾きを治したい」「少しだけ歯の傾斜を治したい」等の部分矯正にご興味のある方はぜひ参考になさってください。
目次
部分矯正とは

部分矯正は、表側ワイヤー矯正や裏側(舌側)ワイヤー矯正と同じ原理で行う治療方法です。
ただ矯正装置を装着する部位や動かし方が局所的なため、部分矯正と言われます。
前歯から奥歯まで全ての歯に矯正装置をつけるのではなく、前歯から犬歯までの6本分や小臼歯までの10本までなど、全顎での矯正よりも装置を装着する歯の本数が少なくなります。
部分矯正のメリット・デメリット
部分矯正は全顎の矯正歯科治療と比較して、短期間で治療費を抑えながら治療できる点がメリットではありますが、患者様ご自身で「部分矯正で良いだろう」とお考えの場合でも適応外となるケースも多々あります。
-メリット-
- 短期間の治療で完了する
- 気になる部分だけ治療できる
- 治療費を抑えることができる
-デメリット-
- 適応症例が狭い
- 気になる部分が部分矯正で治療可能かご相談いただく必要がある
部分矯正ができる方・できない方
部分矯正は前歯の一部分のみ等、噛み合わせが原因ではない場合に対応できる治療方法です。
部分矯正を希望されていても、精密検査を実施した結果、噛み合わせや奥歯が原因の場合は、部分矯正適応外となるケースも多々あります。

部分矯正ができる方
部分矯正ができるかどうかは「奥歯の噛み合わせが正しい位置にあるか」「正しく噛み合っているか」が見極めのポイントとなります。
また部分矯正は歯1本の移動量も少なくなります。大体5〜6mm程度、歯を移動させます。
少しだけ歯を移動させる場合は、歯の両隣を少しずつ削る処置を行います。
それ以上大きく歯を移動させる必要がある場合は、抜歯等の処置が必要となるため、全顎矯正が必要となります。
部分矯正ができない方
全体的噛み合わせに問題のあるような症例の場合、部分矯正は適応外となります。
上顎前突・下顎前突・開咬・過蓋咬合と言った奥歯の噛み合わせからの調整が必要なケースの場合、部分矯正が難しくなります。
裏側矯正(舌側矯正)の治療期間、来院頻度
部分矯正の治療期間・来院頻度についてご説明します。
部分矯正を行うには、もとの歯並び自体も噛み合わせの調整が必要ない、軽度なケースの場合に限られているため、治療期間が短くなることが特徴です。

治療期間
部分矯正は、1~1.5年以内で治療を完了することがほとんどです。
来院頻度
来院頻度は全顎矯正歯科治療と代わりなく、月1回のワイヤー調整が必要となります。
部分矯正でよくあるご質問
まとめ
あなたのお悩みに
お応えさせていただきます!

当院では、矯正歯科治療特化の歯科医院として、しっかりとカウンセリングおよび検査を行い、患者様個々に歯のお悩みやご要望に合わせて適切な治療法をご提案させていただきます。
矯正歯科治療を通し、顔貌や口腔のお悩みに加えて患者様の私生活や
メンタルヘルスの改善までサポートできればと思っております。
町田エリアで歯の矯正治療なら町田KT矯正歯科までご相談ください。
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